なんとかしないといけない、と思っていたところ、1月1日のkindleの日替わりセールで おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?.池上彰/著.NHK出版新書 が紹介されいたのでポチってしまったわけだ。
人生をある程度生きてきた読者のあなた。いま改めて勉強し直したいと思ううようになった心の根底には、「自分はどこから来て、どこへ行くのか。自分はいまどこにいるのか」という問いかけがあるのではないでしょうか。その問いかけは、あなただけのものではありません。過去の人類が、向かい合ってきた問題でもあります。問題への真摯な取り組みが、「リベラルアーツ」という学問体系を築きました。リベラルアーツとは、その時々の「現代の教養」として発展してきました。
自分の心の根底に「自分はどこから来て、どこへ行くのか。自分はいまどこにいるのか」という問いかけがあるのか?と問われると、そんな気もするしそうでない気もしたりする、というのが正直な気持ち。『自分はどこへ行くのか』だと主体性なく流されていくような印象なので、私的には『自分はどこへ行くべきか、行こうとすべきか』といったものの方がしっくりくるかな。
とにもかくにも、教養をつけるためには「リベラルアーツ」というものがポイントとなるらしいことは分かった。ギリシャ・ローマ時代のそれとは別に「現代の自由七科」は①宗教 ②宇宙 ③人類の旅路 ④人間と病気 ⑤経済学 ⑥歴史 ⑦日本と日本人 だということだ。特に⑤⑥が弱い私。重点的に鍛えたいところだ。
一方で、ここには美術や音楽が入っていないことに気づく。美術や音楽への造詣が深い人は、教養のある人だと思っていた。どうやら「教養」というのは「常識」とか「博識」とは違って、自分自身と向き合い、自分の立ち位置を確認し、目指すべきゴールが見えている人、ということみたいだと理解した。そこへたどり着く道のりの中で多様な価値観を知ることとなり、自分だけでなく他人の気持ちを理解することができるような人間に成長することができるのだろう。
読書を通じて、教養を高めていく。なかなか奥が深そうである。
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